2007年12月30日日曜日

SuperAudioCDとDVDaudio

  一般に普及しているCDよりも高音質な媒体がある。ひとつは、Super Audio CD(SACD)、99年にソニーとフィリップスにより規格化された。SACDには2層分の記録領域があり、このうち1層を通常のCD音声として使用できるので、1枚のディスクにSACDと普通のCDを併せて記録したハイブリッドCDとして売られている。
  もうひとつは、DVD Audio(DVDA)、DVDフォーラムが99年に策定したオーディオ専用のアプリケーションフォーマットだ。PCMで最大192kHz/24ビット(2チャンネル時)、96kHz/24ビットマルチチャンネル(最大5.1ch)に対応する。 ちなみに普通のCDは、44kHz/16ビットである。
  再生周波数帯域=100kHz、120dB以上のダイナミックレンジ、可聴周波数の上限20KHzを超える録音で、空気さえも感じさせることが可能と言われたりもする。SACDはオーディオ愛好者から一定の支持を集めているが、DVD-Audioは自然消滅に近い状態だそうだ。が、ソフトは双方とも今も売られている。
  MP3をはじめWindowsやAppleなどの音楽圧縮フォーマットが我々人間の耳をたぶらかしている昨今ゆえ、嘘が無い自然で高音質な音楽を聴きたくなり、SACDとDVDAが聞けるプレーヤー DV-600AVを買った。大型のスピーカーは引っ越しの時捨ててしまったし、今更本格的なオーディオ装置を揃える気も無い。そこで、やや高性能なヘッドフォン ATH-AD2000ヘッドフォンアンプ AT-HA20を新調した。SACD、DVDA、まだ1枚ずつしかソフトがないので音質の善し悪しの判断はつかない。今後、ソフトを増やして評価してゆきたい。これもひとつのデジタルなオモチャかな。

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