2007年12月5日水曜日

ペニーレーンでバーボン

  飲兵衛の私がふと口ずさんでしまう曲に「ペニーレーンでバーボン」がある。1974年吉田拓郎が作詞作曲したフォーク演歌だ。Penny Lane は、ビートルズの故郷である英国リヴァプール市街地にあるペニー・レイン通りのこと、ビートルズが1970年頃に唄った同名の曲もある。
ザ・ビートルズ ザ・ビートルズ 1967~1970年(青盤) - goo 音楽
ザ・ビートルズ 1967~1970年 - goo 音楽
  拓郎が歌っている「ペニーレーン」は、フォーク全盛だった74年、東京・原宿にオープンしたバー喫茶。当時のペニーレーンには、ミュージシャン、レコード会社の人間、プロダクション、テレビ・ラジオ局、そしてファンもゴチャ混ぜになって集まっていたという。
ペニーレインでバーボン 吉田拓郎 - goo 音楽
  その後、原宿は、竹の子族の登場でみるみる「子供の街」になっていった。「僕が知っている風景は今はもう原宿あたりにも心の中にもない」と拓郎は、ペニーレーンがオープンして10年目の84年10月に発表したアルバム「FOREVER YOUNG」の収録曲の中に「ペニーレーンへは行かない」を収め、店も90年に閉店したという。2006年、16年ぶりに復活開店したそうだ。
  残念なことに、ペニーレーンでバーボンの歌詞に「聾桟敷つんぼさじき」という言葉があることから、発売元が差別用語の自主規制ということで発売中止にしてしまった。今は中古CDを探さないとこの曲は聴けない。。06つま恋では「蚊帳の外で」と歌い替えていたようだ。 放送局や権利団体がYouTubeに対して毎月削除要求を出しているので、このビデオもいずれ見られなくなるだろう。
  70~90年代、拓郎がヒットを飛ばしていた時期、私は彼の曲を聴いていないしペニーレーンという店も知らなかった。CBS/SONYが言葉狩りに遭う以前にたまたま買ったのだろう、私が持っているCDにはペニーレーンでバーボンが入っていた。ついでに先日、「ペニーレーンへは行かない」CDも買ってしまった。
吉田拓郎 ペニーレインへは行かない - goo 音楽

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