歳をとってもいいことは数少ないが、シニア料金(1,000円)で映画を観られるのは老人への優しい思いやりで結構なことだ。
脳裏から離れないミッシェル・ルグランの不朽のテーマ音楽に誘われ、東京オリンピックの64年に公開された映画シェルブールの雨傘を観てきた。デジタルリマスター版ということでDLPプロジェクターでの上映だった。退色の補正は程々にできていたが音声の補正は手抜きと感じられる耳障りな音になっていた。
若いカトリーヌドヌーブは可愛かったが、この映画、台詞はすべて歌になっており、出演俳優ではなく歌手が歌って吹き替えているので彼女の肉声は聴かれない。90分もフランス語の歌を聴き続けるのは苦痛だった。昔、パリに1ヶ月間滞在したことがあり、意味を理解できないながらもフランス語の発声の響きには慣れたはずなのだが。
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