2010年5月10日月曜日

組曲虐殺

  ちょっと気になったのでNHK-BSで放送されたものを録画しておいた。蟹工船の作者、官憲の拷問で虐殺された小林多喜二の時代を描いた、井上ひさし書き下ろしの舞台である。
  言論の自由が無く思想が弾圧された時代であるが、暗さや悲壮感を押さえユーモアを交えて描くことで、事の恐ろしさや悲惨さを想像させる。小曽根真の音楽も良かった、観てよかった。「政府・財界・軍部」体制の意向に沿わない者は殺された時代があったことを次世代に語り継ぐのだろう。

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